2016.02.04お知らせ

2月25日(木)第5回生涯学習講座のご案内

長野保健医療大学では、第5回生涯学習講座を下記の通り開催いたします。

卒業生の皆さんの参加をお待ちしております。

1.日 時:平成28年2月25日(木)18:30〜20:00
2.会 場:長野保健医療大学
3.テーマ:動作とは何か
4.講 師:長崎 浩 (東北文化学園大学大学院名誉教授)
5.対 象:桃李会会員、四徳学園在学生・教職員
6.参加費:無料
7.参加申込み方法:下記専用アドレスに1)〜6)を記して送ってください。
1)氏名
2)卒業学科
3)卒業期
4)現在の所属
5)当日連絡先(中止時等の連絡用。携帯電話番号等)
6)件名「参加申込み」
8.主催:四徳学園 長野保健医療大学、共催:桃李会
「動作とは何か」  長崎 浩
 日常動作の障害はリハビリテーション医療のターゲットである。ここで動作は運動とは区別して、特定の課題を遂行する身体運動を特に動作と呼ぶ。関節の屈伸は運動だが、腕を伸ばして物をつかむのは動作である。「生きるとは何よりも動作すること」という言葉があるように、動作は菌類から人類に至る動物の定義に属する。動作のうちでも人類が進化の過程で身に付けてきたのが日常動作(とりわけ基本動作)である。
運動学から見て、日常(基本)動作の最も著しい特徴は運動のパターン化である。動作の運動パターンとは何かを理解することが、動作理解の第一歩であり、これに応えるのが動作分析(kinematics)である。運動パターンとは動作の運動学的定型性である。日常の作業条件のもとで運動条件(範囲や速度)を変えても定型は保たれる。歩行は歩行である。これを運動パターンの恒常性という。恒常性は運動学的変数(位置や関節角度)間の関係の恒常性として理解できる。リーチ動作の運動軌道は運動の方向・距離・速度を変えても直線である。自由歩行では歩幅と歩行率の比は一定である。多関節運動では関節運動の間に恒常的な直線関係が見いだせる。運動制御の観点では運動学的変数の間に不変の関係がなりたつことにより、運動自由度が削減されている。日常動作の定型的運動パターンの正体がここにある。日常動作の障害とはまずはこのパターンの喪失である。
日常(基本)動作の特徴が運動学的恒常性にあるとすれば、なぜだろうか。この疑問から運動学のプロの研究が始まる。動作の運動パターンを説明する方向は当面は二つ。動作の進化に訴えること、そして運動学的最適性原理から説明することである。いずれも動作の秘密に「末梢」の運動学から迫るという研究方向である。それだけに、リハビリテーション医療の現場からの発想により近いアプローチではないだろうか。
◆参加申込み先
専用アドレス:shitoku.kensyu@gmail.com
申込み締め切り:前日2/24(水)
◆問い合わせ先
長野保健医療大学 研修委員会 担当:熊本 圭吾
電話:026-283-6111(代)
E-mail:shitoku.kensyu@gmail.com