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生涯学習講座

平成30年度夏の生涯学習講座のご報告

平成30年8月25日、長野保健医療大学にて、夏の生涯学習講座が開催されました。
今回は、“OTの枠を越えた地域でのかかわり”ということで、「リハ職が行う障害者支援」というテーマのもと、作業療法士の二宮彰浩先生にお話をいただきました。二宮先生は、特定非営利活動法人ケ・セラ、松本圏域障害者総合相談支援センターボイスにおいて、コーディネーターとして委託相談の業務に従事されています。また、平成28年には、一般社団法人テーブルクロス(通称、座・TABCLO)を設立されています。

 

 

今回の講演では、
・障害福祉の現場について
・相談支援のあり方
・福祉サービスについて
・障害者就労支援について
・『座・TABCLO』について
以上のことを中心にお話いただきました。

 

具体的には、「障害福祉では、64歳までの障害状態にある人を対象とし、障害者総合支援法(18歳までは児童福祉法)に基づいて支援していきます。身体障害・知的障害・精神障害の三障害に加え、高次脳機能障害、発達障害、難病も対象となります。まず前提として、障害と疾病は異なるものです。疾病がきっかけとなって生活のしにくさが出現し、それが慢性的に継続している状態を障害と呼びます。私たちは、日々“こうありたい姿”に向かって邁進していますが、障害状態になったときに、思い描く姿とは異なるところで身動きがとれなくなってしまうことがあります。そこから、“こうありたい姿”を目指せるよう、援助していくことが相談支援のあり方」といった事を話して下さいました。
また、先生は、人の暮らしの中で必要な3つの居場所についてお話して下さいました。「まず、第1の居場所が暮らしの場で、第2の居場所は学校や職場です。多くの人の生活は、平日は学校や仕事、その他治療や手続きなど予定があり忙しく、一方で、週末は社会資源もオフでやることがなく、時間を持て余し、気が付けば週末が終わってしまう…というのが現状です。そんな中、“平日を頑張るために充実した週末を過ごせる第3の居場所を提供したい”そんな想いで『座・TABCLO』を設立しました。座・TABCLOは、“(日)の作業!”と題し、日曜日の午前中に様々な活動を行っている法人です。」という様な内容でした。

 

 

今回、OTとしての知識や経験を活かし、障害者支援という立場でご活躍されている先生のお話をお聞きして、今後、リハ職の活躍の場はますます拡大していくのではないかと感じました。そんな中で、作業療法士の専門性を見失わずに発揮していけるよう、日々精進していきたいと思います。
以上、夏の生涯学習講座の報告とさせていただきます。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。