TOPICS

各種イベント

セミナー「力学・神経科学からデザインされる脳卒中リハビリ」のご案内

荒井康祐さん(2期PT卒)からセミナー開催のご案内がありました。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
日時:2025年8月29日(金) 18時30分-21時
参加費:2,000円
会場:SONA桐原(リヴァール長野)

 

臨床現場で脳卒中の方のリハビリに携わるとき、

「ただ起立練習を繰り返せばいいのか?」

「装具をつけて静歩行練習を行えばいいのか?」

「上肢には電気刺激を流せばいいのか?」

 

 

――そう悩む方は少なくありません。

 

 

なぜなら、学校教育では「これさえやれば良い」という具体的な方法を教わることはなく、現場で自分なりに組み立てる必要があるからです。

 

**Biomechanics(生体力学)Neuroscience(神経科学)は、人の運動を理解する上で決して切り離すことのできない領域です。

この2つをIntegration(統合)**し、理学療法・作業療法の現場に落とし込み、クライアントに適切な感覚入力を与えていくことが、効率的な運動療法のカギとなります。

 

これらの頭文字をつなぎ合わせて誕生したのが、統合的運動生成概念 BiNI(バイニー)theory

 

長野県で発祥したこの理論は、提唱からまもなく15年を迎えます。

コロナ禍もあり、新人〜若手セラピストにはまだ馴染みが薄いかもしれません。

しかし、私たちはこの理論に確固たる自信を持っています。

 

今回のセミナーでは、急性期から回復期において壁となりやすい、脳卒中後遺症者の**「バランス」**に注目し、力学・神経科学の両面から理論とアプローチ方法をお伝えします。

金曜日の業務終了後という時間帯ではありますが、多くの方のご参加を心よりお待ちしております。

 

追記:急性期でしばしば問題になる「Pusher現象」に悩まれている方へ。

力学的に考えれば、Pusher現象はあっても3日で消失します。もし長期にわたって出現している場合、それはアプローチ方法に問題がある可能性があります。