当クリニックでは、医師の指示のもと密に連携を取りながら理学療法士及び作業療法士の専門スタッフが患者様1人1人の状態に応じた運動器リハビリテーションを提供いたします。
《理学療法とは》
理学療法士はPhysical Therapist=PTと呼ばれ、リハビリテーション医療の中心的役割を担います。医師の診断のもとに治療計画を立て、運動療法や物理療法などを行い、さまざまな基本動作の機能回復・改善を図ります。
《作業療法とは》
作業療法士はOccupational Therapist = OTと呼ばれ、患者さんが日常生活や社会生活が送れるように、身体的活動(動く)、精神的活動(考える)、社会的活動(働く)の要素を含んだ遊びや作業を通じて対応カや機能の回復・改善を図ります。
主なリハビリ内容
・骨関節疾患に対するリハビリテーション
関節の痛み緩和や関節の動きや筋肉といった協調性の改善のお手伝いをさせていただきます。主な疾患:肩関節周囲炎、肩腱板断裂(再建後)、変形性膝関節症、変形性股関節症、腰部疾患(変形性腰椎症・腰部脊柱管狭窄症・腰椎椎間板ヘルニア等) 等。
・アスレティックリハビリテーション
スポーツ関連の外傷やその後の障害に対するリハビリテーション、又は再発防止のアドバイスをさせていただきます。
・呼吸リハビリテーション
特に在宅の場面において、呼吸状態の安定を目的として、呼吸運動の練習や息切れの軽減を支援させていただきます。
《リハビリテーションスタッフ》
・理学療法士 6名 (日本体育協会公認アスレティックトレーナー1名、3学会合同呼吸療法認定士2名)
・作業療法士 1名
リハビリテーションの流れ(受付から会計まで)
理学療法士・作業療法士によるリハビリの実施
- ①問診
-
- 医師の診察後、担当療法士が症状についてお聞きします。
- ②評価
-
- 身体の状態を検査して機能評価を行います
- それにより患者様の状態を把握し、改善するための課題を明確にします。
- ③リハビリの実施
-
- 問診と評価に基づき理学療法士・作業療法士による運動療法、物理療法を実施します。
- ④状態の再評価
-
- リハビリ後、再度評価を行いリハビリの効果を確認します。
- 月に1度リハビリテーション実施計画書を作成し患者様と現在の状態を把握し今後の目標を共有していきます。
- ⑤カンファレンス
の実施 -
- 医師をはじめ、看護師、理学療法士、作業療法士によるカンファレンスを行います。[当クリニックでは週1回カンファレンスを実施し、患者様の身体の状態・リハビリ状況を報告し、今後の治療方針について話し合っています。]
- ⑥リハビリの実施
-
- リハビリテーション実施計画書に基づき引き続きリハビリを行います。
リハビリ機器紹介
理学療法士・作業療法士による運動療法や日常生活動作(ADL)訓練の他、牽引療法や電気刺激治療・温熱療法などによる物理療法を実施します。
ウォーターベッド
水圧刺激により、肩から腰、下肢にかけての筋肉・腱・靭帯の凝りをやさしくほぐし、血行の改善を促進します。
バイオステップ
普段の歩行動作に近い、上下肢連動運動を座位のまま可能にしたマシンです。
平行棒
平行棒は良い姿勢の学習や、歩行訓練を行う際に用いる訓練器です。平行棒を用いることで安全な訓練が可能となります。
腰椎・頸椎牽引器
腰椎・頸椎を牽引し、神経圧迫や筋緊張を和らげ血行を促進し、疼痛を緩和させます。
超音波刺激装置
超音波のマイクロマッサージ作用と温熱による疼痛緩和、血流促進、組織修復の効果により筋肉、靭帯、関節等の治療を行います。
オーバーヘッドフレーム
滑車や重錘などを使用しながら身体各部の関節可動域訓練、筋力増強訓練に使用します。
昇降式洗面台
機能障害のある方が可能な限り日常生活が独立して行えるよう訓練を行います。
総合電流刺激装置
疼痛や筋肉痛の軽減、血流の促進等、部位や症状に応じて、神経筋系や知覚神経に対して電気刺激を加えて治療する装置です。
ホットパック
患部を温熱することで、痛みの軽減や、浮腫・血液循環の改善、筋肉の緊張を抑制する効果があります。
歩行訓練用階段
階段昇降訓練を、手すりを使用する事により、より安全に行う事が出来ます。
トレーニングマシン
起立・歩行の安定、膝関節周囲の可動性と安定性の向上のためのトレーニングを行います。
トレーニングマシン
起立着席動作の改善、足・膝・股関節周囲の安定性向上のためのトレーニングを行います。