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〒381-2227
長野市川中島町今井原11-1
Tel:026(283)6111
Fax:026(283)6122
E-mail:info@shitoku.ac.jp


学科紹介

学科長・小市 健二

作業療法学科学科長
小市 健二

ボランティアでなく、ホスピタリティ。
患者さんに「寄り添う」思いが必要です。

面接で「人と話すのが好きだから」と志望動機を語る人がいます。作業療法士(OT)を目指す上で大事なのは表面上のコミュニケーションでなく、「分け隔てなく人と付き合える」こと。人に対して興味を持ち、理解し、相手に合わせて対応する「ホスピタリティ」が重要です。

また、寝て起きてすることはすべて「作業」です。料理、洗濯、いろんな事に興味を持って自分自身が能動的に生きていないと、患者さんに作業療法の提案はできません。地域のプライマリ・ケアが求められ、OTのニーズが広がり続けるいま。自分の持つ力をどうにか使って「その人の生活を支えてゆく」「なんとかしたい」と「寄り添う」思いで、患者さんと一緒に考え、答えを見つけていくOTになって欲しいです。

作業療法学科

作業療法士はOccupational Therapist=OTと呼ばれ、患者さんが日常生活や社会生活が送れるように、身体的活動(動く)、精神的活動(考える)、社会的活動(働く)の要素を含んだ遊びや作業を通じて対応力や機能の回復・改善を図ります。
作業療法学科では、国家試験受験に必要な科目はもちろん、病いや障害をもって生活することはどういうことかを実習を通して実践的に学びながら、幅広い場面で活躍できる作業療法士を育成します。知識・技術とともに人間的魅力のある作業療法士の資質も磨きます。

カリキュラム

  • 1年
  • 2年
  • 3年
  • 4年

[基礎分野]

医療技術者としての教養を身につけます。人体の構造と機能、リハビリテーションの理念など、専門科目を学ぶうえでの基礎となる科目を学びます。信州大学医学部へ解剖の実習に行きます。6月に医療機関、施設見学を2回、8月に精神科見学を行います。


■カリキュラム

科学的思考の基盤
人間と生活
人体の構造と機能及び心身の発達
保健医療福祉とリハビリテーションの理念
基礎作業療法学


■主な授業内容

心理学/人間関係学/社会福祉学/教育社会学/統計学/基礎物理学/生化学/システム工学/体育学/医療英語/解剖学/骨格系解剖学実習/筋系解剖学実習/筋・神経系解剖学実習/解剖学総合実習/生理学/運動学/人間発達学/リハビリテーション概論/作業療法概論/基礎作業療法学/基礎作業学/作業療法基礎セミナー/作業療法評価学総論 など


■時間割例

 
1時限
(9:00~10:30)
人間発達学Ⅰ 筋系解剖学実習 作業療法基礎セミナー 人間関係学 教育社会学
2時限
(10:40~12:10)
社会福祉学 統計学 生理学 体育学 基礎物理学
3時限
(13:00~14:30)
解剖学I 骨格系解剖学実習 運動学Ⅰ 英語 基礎作業学
4時限
(14:40~16:10)
基礎作業学 作業療法概論 リハビリテーション概論 心理学

[専門基礎分野]

疾病と障害の成り立ちや、保健医療福祉の推進のために作業療法士が果たすべき役割について学びます。2月に2週間の臨床評価実習があります。


■カリキュラム

疾病と障害の成り立ち及び回復過程の促進
作業療法評価学
地域作業療法学


■主な授業内容

人間工学/病理学/臨床医学概論/内科学/老年学/整形外科学/神経内科学/脳神経外科学/小児科学・小児神経科学/精神医学/障害学/身体障害作業療法評価学/精神障害作業療法評価学/発達障害作業療法評価学/老年系作業療法評価学/高次脳機能障害評価学/日常生活活動評価学/作業療法評価学演習/臨床評価実習/地域医療・地域リハビリテーション学 など


■時間割例

 
1時限
(9:00~10:30)
  解剖学II 内科学・老年学 精神障害作業療法評価法演習 精神障害作業療法評価学
2時限
(10:40~12:10)
整形外科学 高次脳機能障害評価学 小児科学・小児神経科学 障害学 人間工学
3時限
(13:00~14:30)
日常生活活動評価学 精神医学I 運動学実習 生理学実習 医学英語II
4時限
(14:40~16:10)
脳神経外科学 作業療法評価学演習   神経内科学

[専門分野]

系統的な 作業療法を構築できるよう、作業療法の過程に必要な知識と技術を習得し、職業倫理を高める態度を養います。評価の枠組みや、対象者の自立支援に必要な問題解決能力を養います。8月には3週間の臨床評価実習を行います。


■カリキュラム

作業治療学


■主な授業内容

臨床心理学/リハビリテーション制度論/看護・介護学/医療科学研究法/身体障害作業療法治療学/精神障害作業療法治療学/発達障害作業療法治療学/老年系作業療法治療学/高次脳機能障害治療学/日常生活活動学/日常生活活動指導法/義肢装具学/職業前評価・治療学/地域作業療法学 など


■時間割例

 
1時限
(9:00~10:30)
地域作業療法学(実習) 臨床心理学   発達障害作業療法治療学(II) 身体障害作業療法治療学(I)
2時限
(10:40~12:10)
職業前評価治療学   精神障害作業療法治療学(II) 高次脳機能障害治療学 医療科学研究法
3時限
(13:00~14:30)
発達障害作業療法治療学(I) 老年系作業療法治療学演習 老年系作業療法治療学 義肢装具学 身体障害作業療法治療学(II)
4時限
(14:40~16:10)
作業療法治療学演習 看護・介護学 リハビリテーション制度論 精神医学II  

[実習]

8週間×3回=約半年間の臨床実習で、臨床での実践を学びます。患者さんとの直接のふれあいの中から作業療法のありかたをつかんでいきます。専門職としての作業療法士の資質を養う重要な意味をもっています。卒業研究論文、国家試験があります。


■カリキュラム

作業療法管理学
臨床実習
卒業研究論文


■国家試験

国家試験は例年、2月最終日曜日に実施されます。マークシート形式で出題され、6割以上の得点が合格ラインとなっています。本校では、不幸にして国家試験が不合格だった場合には、合格するまで授業の聴講・図書室で自習など施設を自由に利用することができます。
もちろん無料です。


あなたの技能と優しさを必要としている人がいます。

身体障害
脳血管障害(脳卒中)、脊髄損傷、骨・関節疾患、神経・筋疾患、外傷 等
精神障害
総合失調症、そううつ病、アルコール依存症 等
発達障害
脳性麻痺、知的障害、自閉症、ダウン症、学習障害 等
老年期障害
骨・関節障害、老人性運動障害、認知症 等

作業療法学科 教員

作業療法学科長
小市 健二
作業療法副学科長
清水 万紀子
作業療法士
春原 るみ
作業療法士
白川 智加子
作業療法士
松下 雅子
作業療法士
栗林 美智子
作業療法士
古城 ちさと

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