四徳学園は、創立以来「徳風洽四海」(徳風四海にあまねく)の精神を礎とした人材教育を実践し、その歩みの過程において昨年度の看護学部開設に至りました。看護学部の1期生85名と既設のリハビリテーション学科5期生は、専門職連携教育の体現者として、その記念すべき一歩を明るく踏み出しました。彼らと共に、これからつづく学生が本学園の新たな景色を描いてくれることを期待して止みません。当学園が運営する「大学附属リハビリテーションクリニック」、「川中島保育園」、並びに四徳グループ関連施設としての「ケアハウス南長野」は、人を育て、人を癒す高齢社会の基幹施設を目指した教育・医療・福祉の多機能集中型施設として今日に至っており、地域に密着したこれらの施設には、地域のニーズが集まります。そのニーズを捉え、有意な教育研究に発展させることが本学の役割であり、医療系大学の特色を生かした知の拠点として、地域貢献を果たすことになると考えます。向学心に燃え、自らの人生を専門分野に求める若者たちの想いに応え、常に地域のまなざしを大切にしながら、更なる充実、発展に努めてまいります。
学校法人 四徳学園
理事長 北澤 俊美