本学では、学生が大学生活を円滑に送れるよう、学生からの相談を受け、あるいは学生への指導や助言を行うために、オフィスアワー制度、担任制度・アドバイザー制度、学務部、学生相談室を設置しています。なお、保健科学部は担任制度、看護学部はアドバイザー制度を設けています。
学生相談
学生相談
1.オフィスアワー制度
本学ではオフィスアワー制度を実施しています。これは教員が、学生の自由な来室に対応するため、あらかじめ設定してある時間に、研究室に待機している制度で、研究室に待機している時間をオフィスアワーと呼びます。各教員のオフィスアワーは、週120分とし、その日時は「Active Academy」を利用してお知らせします。
学生は、直接質問したり説明を受けたいと思う教員があれば、所属する学科・専攻に限らず、特定の時間帯に研究室を訪問し、対話をすることができます。
2.担任制度
保健科学部では、各専攻の学年ごと(クラスごと)に担任を設けています。担任は、履修計画や学修内容、就職・進学、健康や日常的な心配事など、学業から学生生活に係る諸問題について相談に乗り、助言や指導を行います。さまざまな問題、悩みなどがある場合、まずは担任に相談してください。
3.アドバイザー制度
看護学部では学生が大学生活をスムーズに送るための支援として、「アドバイザー制度」を設けています。これは少人数の学生グループに対して一人の教員が「アドバイザー」となり、よりきめ細かい支援を実施する制度です。さまざまな問題、悩みなどがある場合、まずはアドバイザーに相談してください。
4.本館事務室
学生が大学生活を円滑に送るために必要となる事務的な事柄全般については、本館事務室にて取り扱います。学費や奨学金、各種証明書の発行、学内施設の利用手続き、通学に係ることなどに加え、落し物や忘れ物の取り扱いなども行います。また、経済的な問題など、教育や進路に直接係ること以外の相談も受け付けます。
5.学生相談室
学生相談室は、学生生活を送るうえで生じた困ったことや悩みごとを相談できるところです。学業、健康、進路、人付き合いのこと、各種ハラスメント、精神的不安、障害を理由とする差別などどんな相談でも構いません。学生相談室の構成メンバーの中から相談窓口となる者(以下「相談窓口担当者」という。)を指名し、相談してください。相談内容についての秘密は厳守します。
※学生相談室構成メンバー
室 長:学務部長
構成員:学務部次長及び課長、学生部長、該当する担任又はアドバイザー、健康管理課長、心理カウンセラー
ア 学生相談室の利用方法
学生相談室相談窓口担当者に、相談したい日時と相談内容をお知らせください。
イ 連絡方法
相談受付箱が本館事務室前と南館事務室前に設置してあります。備付けの用紙に、希望する相談日時・相談窓口担当者、相談内容(任意)を記載し、備付けの封筒に封入して、相談受付箱に投函してください。
なお、当日の対応はできませんのでご注意ください。
ウ 相談の流れ
先ずは相談窓口担当者が、お話をお聞きします。
相談を受理した後、希望する相談窓口担当者に事務局から連絡をとります。連絡を受けた相談窓口担当者は、「Active Academy」のPersonal Page等を通じて、学生と相談日時について調整のうえ、お話をお聞きします。相談場所は、原則として学生相談室(本館・南館)を使用します。
お話しを聞いた相談窓口担当者は、相談内容と学生本人の要望に基づき、学生相談室として取り扱う事案とすべきか判断し、フェーズを上げて対応するなど大学として必要な対策をきめ細かく、適切に講じます。また、必要に応じて、相談や対応を継続します。
【相談の流れ】
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用紙を投函
- 相談受付箱に備付けてある用紙に、必要事項を記載して投函してください。
- 必要事項は、希望する相談日時・相談窓口担当者、相談内容です。
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相談日時の調整
- 相談を受理したら、事務局から希望の相談窓口担者に連絡します。
- 相談窓口担当者が学生と調整のうえ、相談日時を決めてお知らせします。
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相談
- 相談は学生相談室(本館・南館)を使用します。
- 相談内容や学生の要望に応じて、心理カウンセラーを紹介したり、大学として必要な対策を行います。
6.カウンセリング
公認心理師である心理カウンセラーが毎月3回、金曜日・水曜日(不定期)の14時から18時の間に、本館1階応接室あるいは南館1階応接室でカウンセリングを行っています。希望する日時に予約をすることができます。予約は、学生相談室に申し込むか、又は健康管理センター(メールアドレス:kenkou@shitoku.ac.jp)に申し込むか、いずれかの方法で行うことができます。
毎月のカウンセリングの日時と場所は、掲示板や「Active Academy」で定期的にお知らせしています。
ハラスメント
ハラスメントとはあらゆる場面での「嫌がらせ、いじめ」を指します。他者に対する発言・行動等が本人の意図とは関係なく、相手を不快にさせ、尊厳を傷つけたり、不利益を与えたり、脅威を与えることを言います。
本学では特に、令和2年9月に「大学におけるハラスメント防止等規程」を改正し、学長、学部長及び事務局長の責務、相談窓口の位置づけ、苦情相談の受付からハラスメント委員会の設置・対応及び解決等について明確にしました。
同規程に定めるハラスメントの種類や、ハラスメントを行った場合・受けた場合の対処方法等について、以下に紹介します。
1.ハラスメントの種類等
種類及び定義 | 具体例 |
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ア アカデミック・ハラスメント 教員等の権威的地位を有する者が、優位な立場若しくは権限を利用し、又は職務を逸脱して、他者に対して行う教育に関する職務の妨害等を生じさせる不適切な言動及び差別的待遇等をいう。 |
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イ パワー・ハラスメント 上司又はこれに準ずる者が、職務権限を利用して、職務とは関係のない事項又は職務上であっても適正な範囲を超えた事項について、学生・教職員等に有形無形の圧力を加え学内環境が害されることをいう。 |
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ウ モラル・ハラスメント 言葉や態度等により職務上の上下関係がなくても、人の心を傷つけ心が壊れるまで貶めてしまう精神的暴力をいう。 |
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エ セクシュアル・ハラスメント 相手の意に反し、相手方及び学生・教職員を不快にさせる修学場及び大学内並びに大学外における性的言動をいう。 |
【性的な発言や行動により、教育・研究・就業における適切な環境が損なわれる場合】
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2.ハラスメントを起こさないために
ハラスメントは深刻な人権侵害ですが、誰でも起こす可能性があります。相手を、単なる性的な対象として見ること、自分に従うべき対象と見ること、そして、力関係で支配しようとしたり、精神的に圧迫したり、身体的に傷つけたりするようなことは、絶対にしてはいけません。
自分が意図していない場合でも、相手からハラスメントだと受け取られることも生じます。特にセクシャル・ハラスメントでは、相手がそれを「望まない不快な性的言動だ」と受け取れば、ハラスメントになります。性別や年齢、社会的・文化的・宗教的な背景の違い、生育環境や現在の生活状況、性的嗜好性などの違いによっても、ハラスメントだと受け取られる場合があるので注意が必要です。
もし相手が「嫌だ」「不快だ」という意思表示をした場合は、相手の意思を尊重し、誠実に対応することが必要です。決して自分勝手な解釈をしてはいけません。
自分がハラスメントの行為者にならないためには、人は互いに対等であることを常に意識し、相手の人格を尊重し、相手の立場を考えて行動することです。これは、社会生活のための基本的なルールといえます。
3.ハラスメントを受けたら
相手の言動を不快・不当だと感じたら、相手が目上の人や先輩であっても、できるだけ明確に、「自分にとって不快である」こと「自分は望んでいない」ことを伝えることが重要ですが、実際には難しいことの方が多いものです。自分一人で対応が難しいときには、周囲の人に助けを求めることも大切です。
ハラスメントを受けたときは一人で悩まず、直ちに誰かに相談するか、学生相談室(事務局学務部)に連絡してください。ハラスメントを受けたと感じたときは、その日時、場所、内容、周囲の状況など、できるだけ詳しく記録しておいてください。証言を頼めるような人がその場にいた時には、事実の確認と必要な場合に証言をしてもらえるよう依頼しておくと良いでしょう。
ハラスメントの被害を受けている人から相談を受けた場合は、話を聞くだけでなく、学生相談室へ申し出ることを勧めると共に、聞いた内容を学生相談室に連絡してください。誰かがハラスメントを受けているのを見た場合も、同様に学生相談室に連絡してください。
また、自分がハラスメントをしてしまった場合も相談してください。
通学
自転車・原付・自動二輪車による通学については、届出制とします。自転車・原付・自動二輪車による通学を希望する学生は、本館事務室窓口に届出用紙がありますので、必要事項を記入し提出してください。
自転車・原付・自動二輪車については届出の提出の後、登録ステッカーを発行します。本学への通学に使用する自転車・原付・自動二輪車には、後方から確認できる位置(後輪泥除け部)に、登録ステッカーを必ず貼り付けてください。
自転車・原付・自動二輪車は、所定の駐輪場に止めて、必ず鍵をかけてください。駐輪場での盗難や損壊などの責任は一切負いません。登録ステッカーの貼付のない車両は撤去します。
なお、防犯登録のない自転車・原付・自動二輪車での通学は認めません。
自家用車での通学については、本学の敷地内には学生用駐車場がありませんので、自家用車で通学する場合は、近隣の駐車場を学生個人で契約してください。本学周辺の駐車場については、取り扱い不動産業者を斡旋しています。不動産業者の紹介を希望する学生は、本館事務室に申し出てください。
本学の敷地内、近隣道路には駐車しないでください。来客、近隣住民の方に迷惑がかかります。
災害等への対応
1.災害による休講及び休校
気象庁から長野市、北信地域に大雪や暴風雨、洪水等に関する警報、又は特別警報が発令された場合や、地震等による災害の発生や発生の恐れがある場合など、自然災害の発生や発生の恐れがある場合、状況により休講とすることがあります。また、本学又は周辺の火災や建物の損壊、その他の事故等により、本学の学生に危険が及ぶ事態が生じた場合、若しくは危険が及ぶ恐れがある場合にも休講とします。
また、キャンパス内外の停電、断水、損壊等により、学生に多大な影響や危険が及ぶ事態にあると判断した場合は、休校とすることがあります。
2.交通機関の不通による休講
本学の最寄り駅である今井駅発着の鉄道各線(JR信越本線、しなの鉄道)が、全面的に運休あるいは運休する恐れがある場合、休講等の措置を行うことがあります。
3.休講及び休校の連絡
災害等により当日に休講を決定する場合、午前中の授業の休講については、午前6時頃、午後の授業の休講については、午前10時30分頃に発表します。翌日以降について、休講を決定した場合は、随時発表します。休講となった場合は、原則としてすべての課外活動を禁止とします。
発表は、学生用情報システム「Active Academy」及び大学ホームページにより行います。学内にいる学生には、並行して放送等により周知します。連絡を急ぐ必要がある場合は、連絡先として登録されているメールアドレスへの一斉情報配信により連絡を行うことがあります。なお、大規模地震対策特別措置法による警戒宣言が発令された場合には、直ちに休講あるいは休校とします。
4.実習地における災害時の対応
臨地・臨床実習等における休講等については、実習場所等を考慮し、学部ごとの判断とします。
保健科学部は遠隔地での実習が多いため、実習先の施設の判断を優先します。
5.学内にいる場合
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火災
- 火災を発見した場合は、直ちに大声で周囲に火災の発生を伝え、自ら又は周囲の者と連携して、火災報知器を作動させ、本館若しくは南館の事務室へ連絡してください。また、消防署(119 番)への連絡も行ってください。
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火災を発見した者は、自身の安全を確保し、可能であれば、消火器や、消火栓からの消防ホースを用いて初期消火活動を行ってください。消火器、消火栓の設置場所については、日頃から構内案内図を参照し現地を確認するようにしてください。
天井に火が届きそうになった場合や、煙が大量に発生するなど、身の安全の確保に危険を感じた場合には、直ちに消火活動を中止して安全な場所に避難してください。 -
非常放送により、建物内の学生や教職員に避難を指示します。学生は、避難指示に従い、速やかに指示された避難場所に退避してください。避難後は被災現場のみならず室内にも戻らないでください。
学内からの避難経路については、構内案内図を参照し経路を確認しておいてください。
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大規模地震
- 講義室等にいる場合は、窓など割れそうなものや棚など倒れそうなものから速やかに離れ、落下物を避けられる場所で身体の安全を確保してください。机の下等に身体(特に頭部)を隠すことも有効である場合があります。廊下の通行中や講堂にいる場合は、窓から離れ、落下物に注意し、安全な場所に退避してください。火気類の消火や機器類の停止などは、揺れが収まり次第行ってください。
- 屋外にいる場合は、倒壊や落下物の危険を避けるため、建築物や構造物から速やかに離れ、なるべく広い場所で揺れが収まるのを待ってください。
- 地震の揺れが収まったら、負傷者や要救援者の確認を行い、救援が必要な場合は大声で周囲に呼びかけ、事務室に連絡してください。周囲の安全を確かめながら、速やかに指示された避難場所へ避難してください。避難の際には、使用中だった機器類などは停止させコンセントを抜くなどの安全措置をとってください。また火災が発生している場合は、火災の項を参照して行動してください。いずれの場合も、教職員がいる場合はその指示に従ってください。
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AED(Automated External Defibrillator:自動体外式除細動器)
本学では、本館事務室及び運動療法室(本館2階)、南館事務室にAEDを設置しています。
AEDは、痙攣によりポンプ機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対し電気ショックを与え、正常な状態に戻すための医療機器です。蓋を開けることにより電源が入り、音声ガイドが使い方を順に指示します。音声ガイドに従って操作をすれば、誰でも簡単に使用することができます。
心肺停止となった者が出た場合、(1)直ちに大声で周囲に呼びかけ支援を求めてください。(2)周囲の人と連携し、消防署(119 番)へ救急出動を要請し、本館若しくは南館の事務室に連絡してください。(3)事務室へ連絡すると共にAEDを現場に運び、救急車が到着するまでの間にAEDを使用して救命処置を行ってください。 -
避難場所(一時避難)
地震発生時 本館と南館の間に位置する今井運動広場(今井雨水調整池)
火災発生時 本館と南館の間に位置する今井運動広場(今井雨水調整池)
水害発生時 本学東方を位置とする昭和小学校(2階以上)
※大学の地域での指定避難所は昭和小学校
6.学外にいる場合
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地震発生時
- 慌てて外に飛び出すことなく、まずその場で自らの安全を確保する。その後、市町村が定める避難所等の安全な場所に避難する。〈あらかじめ自分の住んでいる地域の避難所を確認しておく〉
- むやみに自宅に帰宅することなく、状況によっては、当面の間、避難所などの安全な施設での避難を継続する。
- 現在いる場所が震度5弱以上の地震が発生した場合は、身の安全を確保した後に、担当教員へ安否を報告する。連絡が取れない場合は、携帯電話会社の「災害用伝言ダイヤル(171)」、「災害用伝言板」など可能な手段で連絡をする。
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火災発生時
- 自分の身の安全を確保する。その後、周囲の人に火災が発生していることを大きな声で知らせる。
- 119番通報をする。
- 安全な場所に避難する。
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水害発生時
- 気象情報,河川・道路情報を確認し、まずその場で自らの安全を確保する。その後、市町村が定める避難所等の安全な場所に避難する。〈あらかじめ自分の住んでいる地域の避難所を確認しておく〉
- むやみに自宅に帰宅することなく、状況によっては、当面の間、避難所などの安全な施設での避難を継続する。
- 現在いる場所で身の安全を確保した後に、担当教員へ安否を報告する。連絡が取れない場合は、携帯電話会社の「災害用伝言ダイヤル(171)」、「災害用伝言板」など可能な手段で連絡をする。
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市町村等から出される避難情報(警戒レベル)とは
- 警戒レベル1(気象庁が発表):心構えを高める
- 警戒レベル2(気象庁が発表):避難行動の確認
- 警戒レバル3(市町村が発令):避難に時間を要する人は避難
- 警戒レベル4(市町村が発令):危険な場所から安全な場所へ全員避難
- 警戒レベル5:すでに災害が発生・緊迫している状態