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NAGANO UNIVERSITY OF HEALTH AND MEDICINE
災害看護学演習 避難所体験のシミュレーションを行いました。
看護学部1期生もいよいよ最高学年になりました。3年後期から学内外の実習が続く中、久しぶりの学年揃っての授業です。
災害看護学演習の授業では、日本赤十字社長野県支部の指導員ほか、の方をお招きして、「避難所体験ゲーム」を行いました。避難所に来所した様々な方々の背景や想定をもとに安全かつ快適な避難生活を考えるとともに、避難所体験の一部をシミュレーションを通して学びます。
震度6弱の地震があったという想定の中、避難された方々の年齢、家族構成、健康状態などを考慮して、避難者のカードを避難所に見立てた平面図の適切な避難場所に配置する、というシミュレーションゲームをグループで行いました。次々と訪れる避難者の配置を考える一方、支援物質が到着したり、避難所の中で問題が発生するなど、様々な問題への対処も同時に行っていきます。
ゲーム終了後の振り返りでは、指導員の方から高齢者にとって適切な配置、平等な情報伝達、トイレなどの起こり得る問題について、東日本大震災や熊本地震などのエピソードを交えて具体的にお話していただきました。
学生からは「その時は適切な配置だと思ったが、後から考えたらもっとこうするべきだったと気づいた。先を見通す力が必要だと思った。」「事前のシミュレーションやルール作りが大切だと思った。」「避難する側には色々な事情があり、深く考えられるようになった」など、意見が挙がり、減災を意識した想像力の重要性を学ぶことができました。