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NAGANO UNIVERSITY OF HEALTH AND MEDICINE
看護学部

災害看護学演習フィールドワーク

看護学部3年生の災害看護学演習は、2019年の台風19号災害で被災された長野市篠ノ井地区でフィールドワークを行いました。学生は8つのグループに分かれ、10月に学内で被災の状況を語り合った篠ノ井自治協議会の方々の案内で、それぞれ被災地区へ向かいました。
3グループは特別養護老人ホーム桜荘の訪問と、岡田川の越水により被害を受けた篠ノ井二ツ柳地区の視察に行きました。桜荘への往復の道中、自治協の方の案内で、水が溜まったアンダーパスや避難場所として多くの車でいっぱいになった高架橋、浸水した田畑やリンゴ果樹園を視察し、地域のリスクや被災状況のイメージを膨らませました。
特別養護老人ホーム桜荘では、1Fが浸水被害に遭い、78名の利用者の避難を行った桜荘の職員の方が丁寧なパワーポイントを作ってくださり、雨が強くなってきた様子から当時の状況を伝えるエリアメールと照らし合わせ、時系列でどのように避難準備、避難、その後の生活支援を行ったか説明してくれました。また、当日対応された看護師の方に直接学生からの質問に答えていただき、緊急時には看護師としてだけでなく自分の役割を越えないといけない、どこまで目を配れるかが大切であると具体的な経験談から学ぶことができました。

今回の授業は3年生の臨地実習の合間に行われました。再び実習に戻り、今回の授業の経験を得て、新たな視点・姿勢で取り組まれることと思います。
この災害看護学演習の成果は、12月末にグループ発表の準備をし、1月に篠ノ井住民自治協議会の皆さんを大学にお呼びして発表会と意見交換を行います。

 

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