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修学レポート2023

NAGANO UNIVERSITY OF HEALTH AND MEDICINE

修学レポート

※学年は取材当時のものになります

作業療法士は、
「魔法使いのような仕事」
だと思っています
作業療法学専攻 4年 竹内 天佑 篠ノ井高校 出身
  • なぜこの大学を選んだのですか?

    いとこと姉が作業療法士で、本校の卒業生。作業療法士は幼い頃から身近な存在だったので、私も自然と目指すようになりました。実際にオープンキャンパスに行った際、「アットホームな雰囲気」を肌で実感し、「やっぱりいいな」と入学を決めました。

  • 作業療法士の魅力とは?

    職域が広い作業療法士。身体面だけでなく精神面にもアプローチし、対象者の方が「生活を送るうえでの望み」を叶えるお手伝いができる、「魔法使い」みたいな仕事だと感じています。
    オープンキャンパスの時に受けた講義で、「人生は作業の積み重ね」という考え方を教えていただき、私の作業療法に対する価値観が変わりました。対象者の方の生きてきた歴史を知り、その人生に寄り添える魅力的な仕事だと、学びを重ねるほどに実感しています。

  • 入学試験対策のポイントは?

    まずはオープンキャンパスや病院見学に何回も足を運び、「なぜこの学校じゃなきゃいけないのか」、より具体的にイメージを重ねました。オープンキャンパスの開催内容が前回と同じだったとしても、感想は毎回必ずメモをし、残しておくようにしていました。そうやって自分の思いを言語化し、何度も落とし込んできたので、面接や小論文ではどんなテーマを振られてもスラスラと答えることができました。特に面接は「意志の固さ」や「熱意」を直接伝えられるチャンスの場。まずは「自分のやりたいこと」をしっかり見つめ直すことをおすすめします。

  • 好きな講義・印象に残っている講義は?

    「車椅子」を使った講義が特に印象深いです。車椅子に乗って街中で買い物をしてみたり、車椅子バスケットボールの選手からバスケを教わったり。「街中には思ったよりも段差が多く、転倒が怖くて買い物もままならない」「体育館内での移動の際、車椅子ごと担がれて階段をのぼるのは、ものすごく怖い」―実際に車椅子を利用してみて、その「恐怖」を身を持って体験しました。現場に出るようになると、忙しさから患者さんとの触れ合いがルーティンになってしまうことも多いと思いますが、この講義で得た経験を忘れず、ルーティンをできるだけ「心地いい」ものにしていく必要があると感じました。

  • 自分が成長したと思うことは?

    専門的な知識が付くので、「人の行動」への興味の持ち方が変わりました。私は朝4時からパン屋でアルバイトをしているのですが、バイト先にはいろいろな人がいて、発達障がいの傾向がある方々も一緒に働いています。今までは関わり方を考えたことがなかったのですが、どのように接するのが彼らにとって心地いいのかを日々模索しています。

  • 実習はどうでしたか?

    2年の春に2週間、3年の夏に3週間の実習を行いました。見学が中心と聞いていましたが、たまたま対象者さんを持たせていただくことができ、対象者の方が何を望んでいるのかを見極める「評価」の実践ができました。実習中は常に疑問を持ちながら臨み、自分なりに出した答えが本当に正しいのかを実習担当の方に確認していました。対象者さんは、本来であればプロに診てもらえたはずの方。実習を担当してくださっている方も、私のために時間を割いてくれている。だからこそ、少しでも「自分が現場にいる意味」があるように、全力で取り組みました。

  • 今後の目標は?

    まず第一に頑張るのは、国家試験合格に向けた勉強。最後まで粘ってやり遂げたいと思います。作業療法士としての目標は、たくさんの引き出しを持つこと。たくさんの人と関わって、どんな人にも「心地いい」と思ってもらえるような存在を目指します。


「OTになるぞ!」という
強い気持ちがあれば乗り切れます
作業療法学専攻 3年 久保川 優士 上田東高校 出身
  • なぜこの大学を選んだのですか?

    パンフレットを見て、「実習量」が多いことに魅力を感じました。高校の先生からもすすめがあり、勉強が大変だと聞きましたが「逆に怠けられない環境の方が自分のためになる!」と思い、志望しました。決め手は、オープンキャンパスで受けた講義。体を動かし、体で理解しながらの宮脇先生の講義がわかりやすく、面白かったのがとても印象に残っています。

  • 入学試験対策のポイントは?

    私は指定校推薦で受験しました。面接対策は、高校で先生から過去の面接の情報を聞いたり、外部のプロ講師による模擬面接を受ける機会があり、対策をしたことで自信をもって本番に臨めました。
    高校では特に英語に力を入れ、高3年の夏に英検2級に合格しました。入学後は専門的な分野を学ぶだろうし、2年生以降テストのボリュームも増えるので、英語など高校のうちにできる勉強をきちんとやっておいたほうがいいと思います。

  • 本学の特徴的な講義・印象的な講義は?

    本学には現役の作業療法士の先生や、経験豊富な先生方がたくさんいらっしゃいます。さまざまな知識や考え方を学ぶことができます。
    「骨が折れる仕組み」を習った時には、先生がキュウリを折って実演してくれ、理解を深めることができました。私もその場でキュウリを折らせてもらったのですが、衝撃的であり、印象的でした。

  • 勉強の息抜き方法は?

    陸上をやっていたので、筋トレをしたり走ったり、体を動かすことで息抜きをしています。映画を見に行くのも好きですね。あと、できる範囲でアルバイトもしています。映画館や回転ずし、工場での組み立て作業などいろいろな職業を経験しました。

  • 通学はどうしていますか?

    電車で、上田市の実家から1時間ほどかけて通学しています。僕はあまり「書く」ことはせずに、頭の中で講義の内容を反復して覚えるのですが、電車の中は一人で集中して勉強する時間にしています。

  • 大学で身についたことは?

    視点が変わったと思います。街で見かけた子どもの様子から、「あの子は何歳くらいだな」と予想したり、友人が体のどこかが痛いと言っていたら、「ここが悪いのかな?」と不調の原因を探ったり、自然と考えるようになりました。

  • 今後の目標は?

    将来は、脳卒中による麻痺など、身体系のリハビリに携わりたいと考えています。実習では、急性期の患者さんの様子をしっかり見て、学びたいと思います。母がOTの方にお世話になったり、僕も東信地域で有名なPTの方にお世話になったことがあり、知識量の多さに驚かされました。まずはしっかり学んで、OTとしての土台を固めたいです。

  • 後輩へのアドバイスは?

    入学して、勉強は想像以上に大変だと感じるかも知れません。でも、「OTになるぞ!」という強い気持ちと覚悟があれば乗り切れます!