
保健科学部
保健科学部 学部長メッセージ

医療従事者に必要なものは3つあります。1番目はやさしさです。2番目は真面目さです。3番目は謙虚さです。患者さんや障害を持つ弱い人に対するやさしさ、知らないことや分からないことをとことん調べようとする真面目さ、自分が正しいと思っても相手の考えを尊重する謙虚な心を言います。でも実はそれだけでは駄目で、4つめに必要なものがあります。始めの3つだけではちょっと弱くて、間違っている相手に負けてしまいます。4つめに必要なものはナニクソの気持ちです。英語ではresilienceと言います。やりそこなっても挽回する力です。こんな人にこれからの医療を担当してほしいと思っています。
副学長 兼 保健科学部 学部長
大井 直往 教授
保健科学部 リハビリテーション学科長メッセージ

「勉強した分だけ人の役に立てる」―これは、私が教員として長年にわたって学生の皆さんに伝え続けてきたメッセージです。言い換えれば、私たち医療従事者は「勉強した分しか人の役に立てない」とも言えるのだと思います。理学療法士や作業療法士として、将来リハビリテーションの分野で、対象者の方々の「その人らしい生き方」を支援していくためには、単に試験に合格するといった目先の目標をクリアしていくことだけでなく、将来、自分が目指している領域で「人の役に立つために自分に何が必要なのか」ということを常に念頭において学び続けていくことが、プロフェッションとしての成長の原動力になると思います。また、学友と共に過ごす学生生活もかけがえのない宝物のような時間になると思いますので、「楽しい大学生活」と「能動的な学び」とのメリハリの効いた歩みを通して、将来、「人の役に立てる」高度な保健医療専門職者として活躍されることを心より願っております。
リハビリテーション学科長
木村 貞治 教授
ディプロマポリシー
本学リハビリテーション学科では、建学の精神に基づき理学療法学と作業療法学に関する教育研究活動を通じて、保健医療分野の専門的・科学的な知識及び実践能力を備え、地域社会に貢献できる医療技術者の育成を目標に掲げ、以下に示す資質・能力を身につけ、所定の単位を修得した学生に学位を授与します。
- 基礎知識を用いて、論理的に分析・判断し、的確に表現する能力を有する
- 生命への畏敬の念、人権尊重の態度を有する
- 人間・健康・社会の関係を広い視野から体系的に理解し、地域を知り、専門知識・技術を基盤とした実践能力を有する
- 保健医療福祉に関わるチームの一員として、多職種と連携・協働できる能力を有する
- 生涯にわたり専門性を高め、継続的に理学療法学・作業療法学を探究する力を有する