修学レポート(在学生インタビュー)
修学レポート(在学生インタビュー)
機会が多く、男女関係なく
学び合えます。

看護学科 2年 保坂 航平 市立長野高校 出身
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入学の決め手は?
幼い頃から「人を助ける仕事」に憧れがあり、医療従事者に興味を持ちました。中高の職場体験で病院へ行き、患者さんの一番そばで寄り添う看護師の姿を見て、この道を志しました。当時、病院で医師、看護師、薬剤師、リハビリスタッフなどが集まり、患者さんの現状や治療方針を話し合う場面を何度も見かけて、チーム医療の大切さを実感。4年間を通して多職種連携を深く学べる本学を志望しました。
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入学後の印象は?
看護学部は、同学年に男子が18人!想像以上に多くてうれしい驚きでした。講義や演習は男女関係なくさまざまな人とペアを組んでコミュニケーションがとれるので、男子も心配せずに入学してきてほしいです。看護学科では演習だけでなく座学でもグループワークやディスカッションを行います。ふだん話さない人とも意見交換することで新たな視点や考え方を知ることができ、より学びが深まります。
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好きな講義、印象深い講義は?
看護に関するすべての講義の基礎となるのが、「形態機能学」です。1年次の初期に、人体を構成する器官の位置・構造・機能・役割について学び、からだのしくみをしっかり理解しておくことで、ほかの講義の内容もインプットしやすいと感じました。例えば「病理・病態生理学」では臓器の正常機能の知識を基に、病的状態におけるさまざまな症状や兆候のメカニズムを学ぶため、これまで蓄積した知識が点と点でつながるような感覚があり、勉強していて楽しかったです。
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大学で学んだことは?
「地域・在宅看護学」では、地域の暮らしについて理解を深めるためにフィールドワークを行いました。実際に長野駅周辺の市街地を探索し、「長い歩道の途中にベンチがあり、休める場所が作られている」「公園や子どもの数が多い」などその地域の特性や健康課題を知り、地域で看護に携わる人間として、多角的な視点を持つことが大切だと実感しました。また長野市保健所や地域包括支援センターの講師の方の講義を受ける機会もあり、地域医療の重要性をより強く感じています。
さらに探求の意欲が
湧いてきます。

看護学科 3年 丸山 詩乃 大町岳陽高校 出身
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看護職を目指したきっかけは?
はじめは小学生の頃に見た医療ドラマがきっかけで、医療従事者に漠然とした憧れがありました。そして実際に職場体験の時に見た医療現場は想像以上に忙しそうで、ドラマとのギャップに驚きましたが、看護師さんが「大変だけど、患者さんの悩みを聞いて寄り添ってあげることで、その患者さんの健康を手助けできる素敵な仕事だよ」と笑顔で話してくれたことが心に響き、看護師を目指すようになりました。
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好きな講義、印象深い講義は?
1年次に学んだ人体や病態に関する基礎知識をもとに、2年次は専門分野に特化した講義が展開されます。中でも私は「母性看護学概論」が好きです。女性の心と身体について幅広く学ぶ中で、出産後は特に身体的にも精神的にもストレスを感じやすいと知りました。妊娠から出産までの40週間はもちろん、産後も不安なく健康に過ごせるよう、母子に寄り添うコミュニケーション法やメンタルケアをもっと深く学びたいと思いました。
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先生と生徒の関係は?
先生方はとにかく優しくて、フレンドリーに接してくださいます。看護学部は「アドバイザー制度」が導入されていて、講義内容や進路、学生生活での困りごとなどを何でも相談できる先生がいます。定期的に面談があり、その時悩んでいることを相談すると、親身になって話を聞いて的確なアドバイスをくださいます。先生との距離が近いからこそ安心感があり、慣れない土地でも不安なく過ごせています。
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実習はどうでしたか?
2年次の「基礎看護学実習」で担当した患者さんが、寝たきりの生活からリハビリを始めたばかりの方でした。立つことも大変そうな姿を間近で見て、「私に何かできることはないか」と考え、毎日リハビリに付き添い、励ましながらコミュニケーションをとることに。実習最終日には歩けるまでに回復し、「丸山さんの前向きな励ましのおかげで頑張ろうと思えたよ」と感謝の言葉までいただきました。私の理想像である「患者さんに寄り添う看護師」に近づけた気がして、とてもうれしい体験でした。
向き合い、寄り添うこと。
実習で実体験しました。

看護学科 4年 橋本 いづみ 野沢南高校 出身
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好きな講義、印象深い講義は?
看護学部と保健科学部の合同講義である「IPW演習」では、実際の患者さんの症例を用いて、看護師・理学療法士・作業療法士それぞれの立場から意見を出し合い、適切なケア方法を導くというグループワークを行いました。話し合いの中で、看護師は「患者さんの気持ちにどう寄り添うか」に重点を置くのに対し、PTとOTは「患者さんの身体をどう動かすか」に重点を置くという「視点の違い」が明確に。異なる専門職同士が互いの役割を理解し合い、尊重し合うコミュニケーション能力が多職種連携において大事だと実感しました。
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実習はどうでしたか?
3年次の臨床実習では6つの領域別にそれぞれの病院に行きました。特に印象に残っているのは精神看護学実習です。心の不調を訴える患者さんは、症状や検査データからは見えにくいため、コミュニケーションに苦戦しました。一緒に折り紙をしたり、様子を見ながらやさしい声掛けを意識すると、私の名前を呼んでくれるようになり「心を開いてくれたんだ」と感動しました。看護とは、その人自身に向き合い、寄り添うことなんだと気づけた体験でした。
実習期間は想像以上に大変で心が折れそうな時もありますが、看護学部の先生と友人が心の支えになっています。実習先には4人グループで行くのですが、患者さんとの関わりが、スムーズにいかなかった時は、グループメンバーがたくさん励ましてくれました。看護学部の先生に相談することも多く、親身に話を聞いてくれるだけでなく、学生同士では得られない情報も提供してくれるので勉強になります。 -
勉強方法のポイントは?
現在、保健師課程の講義も履修しているため正直大変ですが、コツコツと復習を重ね、着実に知識と技術を身につけられるようがんばっています。家だと勉強に集中できないので、図書館やカフェを利用することも。自分のお気に入りの場所や集中できる時間帯を見つけて、勉強しやすい環境を整えることも大切だと思います。
テストや実習の後は、国内旅行で思いっきりリフレッシュ!その楽しみがモチベーションにもなります。