宮脇 利幸 教授
作業療法における作業とは、人々にとって目的や価値を持つ生活行為すべてを指します。 作業療法は、人が病気や障がいの有る無しにかかわらず満足できる生活行為を獲得するために医療のみならず福祉や教育の分野にも深く関わるリハビリテーションの一分野です。 世界保健機構(WHO)では、「健康」を「病気でないとか弱っていないということではなく、肉体的にも精神的にもそして社会的にもすべてが満たされた状態にあること」と定義しています。作業療法士は、このWHOで定義された「健康」になることを手助けする職業です。 本学の作業療法学専攻では、医学的知識や技能を習得することに加えて、理学療法学専攻や看護学部の学生たちと協働しながら「人がその人らしく健康に生活する」ことを学びます。
地域高齢者の生活機能に関する研究 など