修学レポート2023
修学レポート
※学年は取材当時のものになります
コミュニケーション力など、
身につくことが多いです!
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なぜこの大学を選んだのですか?
幼い頃から身体が弱く、入退院を繰り返していた私にとって理学療法士はとても身近な存在でした。本格的にPTを目指すようになったのは、小学5年生の頃。大ケガで半年間の車いす生活を送っていた当時、「本当に歩けるようになるのかな…」という私の不安を汲み取り、リハビリを担当してくれたPTの方が、「全然大丈夫!歩けるようになるよ!」と明るく、ポジティブな気持ちにしてくれたんです。とても救われると同時に、リハビリを通して本当に歩けるようにしてくれた時は、「理学療法士ってすごい!私もこうなりたい!」と強く思うようになりました。
通院していた病院の先生に相談した際、「四徳学園がいいと思うよ」と勧めてもらったことを思い出し、入学を決めました。 -
入学試験対策のポイントは?
大学には公募推薦で入学。実は小論文を書くのが苦手で「起承転結を意識すれば大丈夫だろう!」と一回しか練習しなかったんです…(笑)それよりもはるかに対策したのが面接。人と話すのが好きなので苦手意識はありませんでしたが、テンプレートの答えは用意せず、どんな質問がきても臨機応変に自分の考えを伝えられるように、多くの先生に面接練習をしてもらいました。本番では自分の中で話を組み立てられるように、話し出す前は一呼吸おいて緊張をほぐすことを意識していました。
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本学の特徴的な講義、印象的な講義は?
特徴的な講義は、IPWの合同講義。模擬症例を基に、「患者さんの容態に合わせてどんな介助をするのか」をグループで考え、演習を行いました。この講義を通して、患者さんはもちろん、他職種の方に対しても「専門用語を使わない会話」が大切だと学びました。また、臨機応変な対応力や話術・コミュニケーション力が身につく場でもあります。
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実習はどうでしたか?
実習先では、理学療法士の方が患者さんの治療をしているところを見学したり、実際に患者さんの筋力検査や歩行介助をやらせてもらいました。特に印象的だったことは、実習先の病院に偶然、知人が通院していて、少しだけ怪我の治療を担当させていただいたこと。約2週間の治療後、「しっかり治療してもらえたおかげ、早く治ったよ」と言っていただけた時は、理学療法士の卵として認めてもらえた気がして嬉しかったですね。
4年次の実習先は大阪の病院なので、実習期間は初めての一人暮らし。学校側で家具付きのアパートの手配から光熱水費の負担までしてくださるので、金銭的な不安はありません。事前オリエンテーションや相談会もあるので、一人暮らしに向けた手厚いサポートが充実していると感じます。 -
大学生活で一番楽しいことは?
ダウン症の子どもたちの健康増進を目的としたアンパンクラブでのボランティア活動です。子どもたちと遊びながら、その子の発達状況を把握して、「どうしたらさらに発達できるか」を親御さんと考えていくのですが、言葉だけではなかなか行動してくれないこともあり、遊びの中でリハビリを促す大変さを実感しました。将来、小児系の理学療法に携わりたいので、このボランティア活動はとても糧になると思います。そして何より楽しいのは、子どもたちとたくさんお話ができること。とてもかわいくて、いつも私が元気をもらっています。
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後輩へのアドバイスは?
入学後は、理学療法士になるための専門的な知識を4年間で習得しなければいけないので、「いかに時間を大切にできるか」が勝負です。高校時代から勉強をする時間を決めて習慣づけておくと、良いと思います。また、大学では助け合いの精神が大切です。国家試験は一人ではなく、クラスメイトみんなで挑むもの。普段からクラス全員とコミュニケーションをとることをおすすめします!
経験豊富な先生方が親身に
指導してくださいます!
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なぜこの大学を選んだのですか?
高校の先輩が「実習時間が多く、先生方もしっかり指導してくれる大学だよ」と勧めてくれたんです。見学の際、実習設備や器具が充実していたことも大きな魅力でした。先生には質問したり、何でも相談しやすいです。
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入学試験対策のポイントは?
私は一般入試で受験しました。本格的な勉強を始めたのは高3の春ですが、やはり「基礎をきちんと」学んでおくことが大事。高校1年生からの積み重ねで、日々コツコツ勉強することが自分の力になると思います。先生の話をただ聞くのではなく、意欲的に「学ぼう」という姿勢も大切ですね。
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「数学」「物理」「英語」は大事?
受験にあたり数学・英語・国語の勉強は必要ですが、物理は履修していなくても大丈夫でした。理科系の科目は、入学してからもしっかり学べますよ!
毎日の勉強量は多くて大変ですが、学べることが多い分、楽しいです。テスト前は特に大変ですが、とにかく毎日続けて勉強することが大事ですね。
英語は「医療英語」を学ぶので、高校までの基礎をしっかりやっておいた方が安心だと思います。 -
本学の特徴的な講義・印象的な講義は?
臨床経験豊富な先生ばかりなので、実際の医療現場の様子がうかがえたり、より実践的な知識が得られるのは本学ならではだと感じます。
「理学療法評価学」の講義は、患者さんについての情報を集め、リハビリのプログラムを組み立てるプロセスが楽しいです。自分なりに考えたプログラムを、報告会で皆の前で発表するのもいい経験になります。 -
勉強の息抜き方法は?
甘いものを食べるほか、とにかく寝ます(笑)。テスト前はさすがにたくさん寝られませんが、ふだんから睡眠は大事にしています。たまに長野駅周辺へ遊びに出かけたり、長期休みにはアルバイトもします。最近ではりんごの選果のアルバイトを経験しました。
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地域との関わりはありますか?
大学から時々、お年寄りの身体測定など地域のお手伝いの募集があります。講義でも地域におけるリハビリの役割を学びました。
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通学はどうしていますか?
松本の実家から電車で通っています。学校は駅から近いので通いやすいですね。電車の中は勉強の時間。同じ方面の友達と問題を出しあったりして楽しく通っています。
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学校生活で一番楽しいことは?
サークルでは、スポーツトレーナーのサークルに所属しています。顧問の先生が、オリンピックでの理学療法士スタッフの経験があるので、スポーツ選手へのマッサージやテーピングの仕方などが学べて楽しいです。講義の予習・復習にもなっています。
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大学で学んだことは?
入学してから、知識が膨大に増えました。人と関わる講義も多く、得意でなかった「コミュニケーション力」も身についてきたと感じます。
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今後の目標は?
私自身、理学療法士の方にお世話になったことで、「もう頑張れない」と思っていた意識まで変えることができたんです。私が心を支えてもらったように、私も身体だけでなく心のサポート・ケアができる理学療法士を目指したいです。
自分がお世話になったのが総合病院だったので、総合病院に就職し、さまざまな分野の方と関わりながら周りの人、そして患者さんに信頼される理学療法士になりたいです。 -
後輩へのアドバイスは?
受験ももちろんですが、入学してからも勉強の毎日です。今から「勉強の習慣」をつけておくといいですよ。そうすれば、学んだことをしっかり「身に付ける」ことが出来ると思います。